丸藤正道

1998年に全日本プロレスでデビューし、2000年のプロレスリング・NOAH旗揚げに参加。ジュニア、ヘビーの両階級で活躍し、GHCジュニア・ヘビー級、GHCジュニア・タッグ、GHCタッグ、GHCヘビー級の全王座を制覇。GHCグランドスラムを達成した初の選手であり、「方舟の天才」と呼ばれるその独創的なスタイルで、長年にわたり団体の中心を担ってきた。 2020年、サイバーエージェント体制下では副社長としてフロント業務にも携わりつつ、武藤敬司や田中将斗らと「M’s alliance」を結成。翌年11月には武藤とのタッグでGHCタッグ王座に輝いた。 2022年1月1日の日本武道館大会では、KENTAとの“丸KEN”タッグを約8年ぶりに復活させ大きな話題に。 2023年9月にはデビュー25周年記念大会「真・飛翔〜丸藤正道デビュー25周年記念大会〜」を後楽園ホールで開催し、ウィル・オスプレイとの一騎打ちで現役トップファイターとの激闘を展開、存在感を改めて示した。 2024年には飯伏幸太とのシングルマッチで勝利し、6月の名古屋大会では杉浦貴とのタッグでGHCタッグ王座を戴冠（通算4度目）。節目の重なる中でも、ベテランの領域にとどまらない進化を体現し続けた。 そしてNOAH旗揚げ25周年となる2025年。“方舟伝承マッチ”や“25th ANNIVERSARY スペシャルタッグマッチ”を経て、後楽園ホールでの「プロレスリング・ノア25周年記念大会」にてKENTAの保持するGHCヘビー級王座への挑戦を表明。2018年9月1日以来となる約7年ぶりの丸KEN対決を実現させた。 2025年後半には、NOAHシングル最強決定戦「N-1 VICTORY」に5年ぶりに出場し安定した実力を発揮。さらに、SNSでの応酬から拳王と急接近し、思わぬ好連携でタッグ戦線の主役へと躍り出るなど、新たな局面も切り開いた。 キャリア25年を超えてなお進化を続ける丸藤は、試合内容、発信力ともに団体をけん引し続ける唯一無二の存在である。